【フェンシング】フルーレ・エぺ・サーブルの違いを徹底解説!剣の形も違う!

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2024年パリ五輪ではフェンシングで5つのメダルを獲得し、男子フルーレ団体では初の金メダルを獲得しました。

普段あまり馴染みのない競技ですので、「フルーレ・エペ・サーブルの違いってなんだ?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「フルーレ・エぺ・サーブルの違いを徹底解説!剣の形も違う!」についてまとめてみました。

どうぞ最後までお付き合い下さい。

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目次

フェンシング3種目の違いがわからない!

出典:NHK

2024年パリ五輪ではフェンシングで5つのメダルを獲得し、男子フルーレ団体では初の金メダルを獲得しました。

日本ってフェンシング強かったんだね!

今回の五輪は疑惑の判定なども多かったように思いますが、フェンシングは機械が判定するので、みていてモヤモヤする事が少ないですよね。

ただ、普段馴染みのないスポーツですので、3種目の違いやルールがわからないという方も多いのではないでしょうか。

筆者も違いがわからなかったので、今回調査してまとめてみました。

フルーレ・エぺ・サーブルの違いを徹底解説!

フェンシングには個人戦と団体戦があり、国際大会では「エペ・フルーレ・サーブル」の3種目でそれぞれ、男女別で個人戦、団体戦が行われます。

そのため、

フェンシングの種目は計12種類ある

ということになります。

選手は基本的に全種目を練習するわけではなく、1種類に絞って練習します。

また、三種目は基本的に「有効面・優先権・剣の形状」が違うようです。

12種類あることさえ知らなかった…

フルーレ

出典:ULLRMAG

フルーレは…
有効面  :背中を含む胴体のみ
有効な技 :突き
優先権  :あり
剣の形状 :柔軟な四角いブレードの軽い剣

      重さ500g以下・長さ110㎝以下・剣身90㎝以下

フルーレの特徴は攻撃の「優先権があること」です。

優先権とは…
両選手が同時に有効面を突いた場合に、先に攻撃を仕掛けた方が優先されるというルール

攻撃を受けた側はまず防御に回り、剣先を払うなどして攻撃を阻止する事により、優先権を奪う事ができます

フルーレの特徴として上げられるのは

・「攻撃→防御→反撃→再反撃」といった迅速なバトルや技のやり取り
・自分から積極的に攻撃するのか、相手を誘うのかなど多種多様な戦い方ができる
・剣の使い方で優先権がかわるので、「剣さばきがうまいひと」に向いている
・フルーレからはじめる選手が多い

などがありました。

フルーレの語源はフランス語の「花」なんだって!

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エペ

出典:ULLRMAG

エペは…
有効面  :足の裏を含む全身
有効な技 :突き
優先権  :なし
剣の形状 :3種目の中で最も重くて硬い
      重さ770g以下・長さ110㎝以下・剣身90㎝以下

エペの特徴としてあげられるのは、

・優先権がなく「先に突けば勝ち、突かれたら負け」とルールが最もシンプルでわかりやすい
・同時に突いた場合は両者に得点が与えられる
剣を持つ「手」も有効面になるので、伸びのある突きが仇となる事もある
・少しの油断もできない緊張感があり、相手の隙を待つ忍耐力も必要
・剣が重いので、はじかれた時の衝撃が大きい
・リーチが長いほうが有利なので、背の高い人に向いている

などがありました。

フェンシングは中世ヨーロッパの騎士たちによる「決闘」から派生したスポーツですが、エペがその決闘の形にもっとも近いと言われています。

「キングオブフェンシング」と呼ばれているみたい

初心者にはわかりやすい種目だね!

サーブル

出典:ULLRMAG

サーブルは…
有効面  :頭や腕を含む上半身
有効な技 :突き・斬り
優先権  :あり
剣の形状 :3種目の中で最も小型で柔軟性がある
      重さ500g以下・長さ105㎝以下・剣身88㎝以下

サーブルの特徴としてあげられるのは、

・剣身で触れる「斬り」が有効となるので、よりダイナミックな攻防が展開される
・スピード感と足音がすごく、エンタメ感がある
・ダイナミックな斬りとそれをかわす繊細なステップがみられる
・剣のセンサーが剣先だけでなく、剣身全体にある
・三種目の中で最も運動量が多いので「フットワークが軽い人」に向いている

などがありました。

サーブルは騎馬民族の戦いが発祥で、乗っている馬を傷つけないように上半身だけを攻撃するルールになったと言われています。

ルールは難しかったけど、確かに観ていて楽しかった!

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フェンシングの素朴な疑問Q&A

出典:NHKニュース

今回フェンシングについて調べているうちに素人が疑問に思った事をまとめてみました。

Q.日本でフェンシングをやっている人はどのくらいいる?

2022年の時点では6,400人と言われており、サッカー309万人・野球268万人と比べるととてもすくない事がわかります。

発祥地であるヨーロッパを中心に盛んに競技が行われていて、国際フェンシング連盟には135カ国が参加しているみたいです。

Q.防具を着ていても突かれたら痛いのか?

映像で観ているだけでは、防具の分厚さや硬さなどがいまいちわかりませんよね。

フェンシングは防具といっても、普通の服より少し厚いくらいのようで、突かれると痛いみたいです。

あざができる事もあるんだって!

Q.マスクの内側から外はハッキリ見えているのか?

映像を観ていると、マスクを着けている選手の顔は外側からは全く見えないように思います。

当たり前ですが、選手はマスクに慣れており、慣れれば外の様子がはっきりみえているそうです。

光が反射して見えにくい事もあるみたいだよ。

Q.剣は左右で持ち替えて使い分ける事ができるのか?

右利きと左利きでは防具のチャックなどが違う位置についているようで、器用な選手でも左右で使い分ける事はできないそうです。

Q.剣が折れてしまう事もあるのか?

仕掛けるタイミングが相手と重なり、相手との距離が近くなってしまった時などは剣に負担がかかり、折れてしまう事もあります

また、剣が折れた時は分解し、新しい剣を付け替える事ができるようです。

1~3か月程で折れる事もあるみたい。

知らない事が沢山で調べていて面白かった!

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まとめ

今回は「フルーレ・エぺ・サーブルの違いを徹底解説!剣の形も違う!」についてまとめてみました。

パリ五輪関係の記事はこちらです↓

今回様々な事がわかったので、次回フェンシングを観る際はもっと楽しめそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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