四塩化一黄酸は実在しない!リュックの持ち主は誰で責任はあるのか

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2024年5月5日にJR京都駅で「四塩化一黄酸」と記載された不審物が見つかり、ホームが封鎖されるなど大混乱に見舞われました。

SNS上では「四塩化一黄酸とは何」「存在するの?」「危ない物質ではないのか」など様々な疑問があがっていました。

そこで今回は、四塩化一黄酸は実在しない!リュックの持ち主は誰で責任はあるのかをまとめてみました。

どうぞ最後までお付き合い下さい。

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目次

四塩化一黄酸が話題になった経緯

出典:X

騒動は2024年5月5日の午後4時35分ごろ、GW真っ只中のJR京都駅で起こりました。

①京都駅に到着した在来線の網棚に置かれていたリュックを乗客が発見
②乗務員に連絡
③リュックの外側に手書きで「四塩化一黄酸」と記載がある事を確認
④危険物の可能性があったので警察へ連絡
⑤京都府警機動隊が確認

機動隊も出動して物々しい雰囲気だったみたい。

ただでさえ人が多い京都駅でGW中だったということもあり下記のような影響が出てしまったようです。

・80本が運休
・97本に最大102分の遅れ
・約8万5,000人に影響

旅行に来ていた方の中には家に帰れなくなり、泊まらなくてはいけなくなった方もいたようです。

四塩化一黄酸は実在しない物質だった!

「四塩化一黄酸」という文字を見て何かの化学物質ではないかと思い、「テロなのでは」と話題になりました。

地下鉄サリン事件を思い出した方も多いのではないでしょうか。

結論から言いますと、

四塩化一黄酸と書かれたリュックの中身は衣類でした。

そのため、負傷者などは発生せず、2時間弱で運転再開されたようです。

四塩化一黄酸という化学物質は存在しない!

今回の騒動で皆が知る事となった「四塩化一黄酸」ですが、金沢工業大学のバイオ・化学部応用化学科の教授によりますと、

四塩化一黄酸という化学物質は存在しない

という事です。

化学式だと「CCl4O」で表されるようですが、このような分子構造を持つ物質は合成することができないようです。

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四塩化一黄酸はヨットチームの名前だった!

それでは四塩化一黄酸はなんだったのかという事ですが、調べてみると

四塩化一黄酸はヨットチームの名前

という事が判明しました。

中身が衣類だったという事で、四塩化一黄酸というヨットチームの関係者が練習着などを網棚に忘れてしまったというのが騒動の真相だったようです。

なぜ四塩化一黄酸というチーム名にしたのか

ヨットチームの名前という事はわかりましたが、なぜこんな化学物質のようなチーム名にしたのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

四塩化一黄酸というチーム名の由来は

チーム代表者の「ししおか いちお」さんという方の名前を漢字に変換した

と言われています。

チーム代表者の「ししおか いちお」さんは京都府内で医師をしている方のようなので、化学物質っぽい名前をつけたのではないでしょうか。

チーム名がこんな騒動につながるとは思わなかっただろうな~

「スマホを落としただけなのに」ならぬ「忘れ物をしただけなのに」…

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四塩化一黄酸リュックの持ち主の責任は

2時間弱に渡って多大な影響を及ぼしてしまった今回の騒動ですが、リュックの持ち主の方に責任ははあるのでしょうか。

結論から言いますと、

京都府警は故意ではないと判断し、持ち主に遺失物として返還した

という事でした。

・故意に電車を止めたわけでなく、ただ私物を忘れてしまった
・「四塩化一黄酸」もチームの名前で混乱させる目的で書いたわけではない

などの理由から故意ではないと判断されたようです。

今後は化学物質と間違われるような名前を持ち物に書くのは控えた方が良さそうです。

忘れ物にも気を付けないとね!

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まとめ

今回は、四塩化一黄酸は実在しない!リュックの持ち主は誰で責任はあるのかをまとめてみました。

今回は約8万5,000人の方に影響が出てしまいましたが、怪我人などが出なくて本当に良かったです。

ヨットのチーム名では?と気づいたネット民もすごい!

どんなに気を付けていても、忘れ物をしてしまう事はあると思うので、今後は化学物質に間違われるような名前は書かないようにした方が良さそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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